これですよこれ。Blurry Textって。コード部分引用。普通のCSSです。

.blur {
  color: transparent;
  text-shadow: 0 0 5px rgba(0,0,0,0.5);
}

超簡単ですね。これだけでぼかせますよ。
あんな単語やこんな単語をぼかせます。ぼかし具合は5pxってところを変えればOK。

注意点というか注目点としては、色指定にrgbaを使ってるとこでしょうか。rgbは赤緑青、を0から255で指定しますが、aが付くとその後ろに透明度を0から1の間で指定します。0が透明、1が不透明です。まあ透明度指定しなくてもぼかしてるように見えますけど、半透明な方がよりぼやけて見えますね。

いやそれだけなんですけど、こういう方法って最初に思いつく人が偉いんですよねー。
こういう表現方法を手に入れると、一部をぼかさないといけないようなライトノベルを書かないといけないような義務感にかられますよね。

世の中に好きでう○こしてるやつなんているの?

プロローグ

 閉め切られた窓越しに、雀たちの可愛らしい鳴き声が聞こえてくる。

「最悪……」
 覚醒した瞬間、予感があった。”いつもと違う”と。
 天啓を得たアルキメデスのように、少女は二階の自室のベッドから跳ね起き、一階の奥にある狭い部屋へと転がり込んだ。パジャマの下半分を下着ごとずりおろすと、そこに少し手入れ不足の下半身が出現する。起き抜けの髪の毛は乱れに乱れ、その二つの瞳は獲物を追い詰めた獣か殺人者のような光り方をしており、般若の面でも被っているかのよう――だったが、それもつかの間、突如さっ、とその顔に冷静さがよぎったかと思うと、本来の栗鼠りすのようなとした目に戻ってしまった。
 臍の下あたりに渦巻いていた怒濤の感覚が、今やその放出口に閂を掛けられたようにぴたりとやんでいた。最悪の結果になってしまった。
 少女――絵理絵えりえはちいさく肩を上下させながら、滑らかで形の良い尻をぽてん、と便座に預けた。

 もう何日もお目見えしていない。
 あらゆる努力を重ねてきた。水分を過剰ともいえるレベルで摂取してきた。運動は怠らないどころか、しすぎているといっていい。下半身を集中的に動かすのが良いのだろうということで、体力に余裕があればプライベートでランニングまでやっている。短期間で効果が出るわけはないとわかってはいるが、一応腹筋運動も重点的にやっている。しかし彼女の場合はそれでもだめだったので、毎日毎日、学校と自宅の間にあるドラッグストアの前で心が揺れた。
 薬に頼る。
 別に悪いことではないのだから、みんなそうなのだから――彼女の母親もそう言っていた。
 しかし、それはしたくないのだった。安易な方法に頼りたくない。悩みに悩み、さんざん苦しみに耐え、決してあきらめない。それが彼女、川谷かわや絵理絵の性格だった。限界まで踏ん張っても、解決できるかなんてわからない。でも、あきらめちゃいけない。。それは若干過剰気味ではあるものの、まだ決して多くはない経験則に裏打ちされた、絵理絵の中での確信の一つになっていた。
 そうだ。まだだ。まだ私は頑張れる。
 やればできる、という言葉がある。やってやる。絵理絵は顔を紅潮させながら決意した。今朝の私は本気と言ったら本気だ。必ず決別する。少女は逆立っている髪の毛を手で整え、つっ、と目を閉じ、自分の中の波を迎える、そのタイミングをはかりはじめた。窓の外は本格的に陽光で満たされ始めている。気温は上昇し続け、家族の起床までおそらくあと三十分もない。それまでの、最後の勝負だ。

 一時いっときの間隔の後、少女は表情筋を強張らせた。
「死ねぇ……っ!」
 放たれる殺気。気合は十分。
 ただ、それでなんとかなるものでもないのだった。

* * * * * * * * * * * * *

 玄関を出、坂道を下る。少しふらふらしているかもしれない。

 世界の悪を倒してくれるヒーローなんていらない。
 そんなのをヒーローに頼らないといけないほど、私たちはがんばれない存在じゃない。そんなのはどうにかできるのだ。
 同じ救ってくれるのなら、むしろこういうのを救ってくれる存在がほしい。
 今朝の私のように必死に頑張ってるけど、少しもどうにもならなくて。そんな子達のもとに現れて、下半身に魔法をかけてくれる正義の味方。そいつさえいれば、薬なんて必要ない。そんなやつ。
(おぬしの頑張りしかと見届けた、望み通りう○この悩みを改善してしんぜよう、とかいう魔法使い的な……)
 そんな下らない考え事を数分していたかと思うと、もう坂を下りきってしまう。交差点の向こう側には裏門があり、そこから入ることができる。校舎からは遠くて嫌がられる第二体育館だが、裏からならすぐそこだ。
 第二体育館の正面玄関の鍵は、なぜか既に開いていた。照明はついておらずカーテンも閉め切られていて、「誰かいますかー!?」と叫んでみたけど返事はない。用務員さんが開けてくれたんだろうか?
 まあいいや、と私は靴をシューズボックスの端に突っ込み、そのまま更衣室へ向かった。
 低い身長に不釣り合いなスポーツバッグをどさっ、と下ろしつつ、既に私はどきどきしている。今日は海の日だ。
 ついに今日から始まるのだ。夏休みが。私たち東濤とうとう高校バスケットボール部の女子は、今日の午前中からお盆まではほとんど休みなしで練習ということで、バスケが好きな私としては願ったり叶ったりというやつだ。眠い授業もなし。制服を着る必要もなし。ひたすらバスケットボールに集中していられる。どうしてそんなにやる気なのかというと、今年の高総体が少し不甲斐ない成績に終わってしまい、全国大会への切符を逃してしまったのだ。それで皆、リベンジに燃えている。
 そして春から雑用と基礎ばっかりだった私たちも、ようやく実戦を絡めた練習をやらせてもらえるようになる。

 まだ午前中だというのに、さっきまで閉め切られていた体育館の中は熱気が充満していた。とにもかくにも、私はまずフロアをぐるりと一周してカーテンと窓を開けていく。
 蝉の鳴き声が威勢を増してきた。この鳴き声を、体育館の独特の匂いに包まれながら聴いていると、中学の頃に響いていた音が耳の奥からまた聞こえてくる気がする。ドリブルの音。自分の鼓動。デジタルタイマーのブザーの音。応援しに来てくれた皆のどよめき――ちょっと思い出すだけだったつもりが本格的に思い出してしまった私は、なんだか無性にどきどきしてしまって、買ったばかりの冷感スプレーの透明フィルムを剥がして早速自分の身体にぶちまけた。
(うまくなろう)
 なんだかもう、さっきまで自分に付き纏っていたう○この悩みなんて、ひとまず忘れていた。この時の私は、それが恐ろしい出来事に発展していくことなど想像だにできていない。とにかくこの夏をバスケ一色に染めたい、バスケやりたい、という一心だった。

 蝉、待ってろ。スリーポイント決めてやる。今度こそ。
 私は高揚しながら用具室の扉を開け、体育館の床にモップの先を滑らせはじめた。

(――本編に続く)

続くと書いたけど多分続かない

本文にう○こという単語ほとんど出せませんでした。まあ本文をう○こまみれにするのもどうかと思ったので……。ていうか迂闊に出すとギャグになっちゃうもんな……。
でもテキストに与えられる効果としてはとても面白いので、誰かコメディタッチのネット小説でやってくれないかな。

あと注意点というか、ぼかした部分は範囲選択すれば完全に見られるので、マジで隠したいという用途には全く使えないということですね。あくまで表現手法の一つということになりそうです。

余談ですが

バスケといえば、あれからみたいなのが出ていないようでよかったですね。
きっと今年のお盆は平常運転といったところでしょう。
あんまりこういうこと言わない方がいいのかな。

それでは皆様、よい夏をお過ごしください。

※追記 2015-10-25

Windows Internet Explorer 11とMicrosoft Edgeでは真っ白になるっぽい。

え、えーと、よりコンプライアンス的にグッジョブと言えますよね!
え、えーと、よりコンプライアンス的にグッジョブと言えますよね!
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