今はブログツールと言えばほとんどWordPress一択という感じですが、かつては「Movable Type」というブログツールの方がよく利用されていました。
わたしはどっちもよく使うので、どっちのメリット・デメリットもそれなりに把握しているつもりです。なので、どちらかだけ知ってる、という人に、もう一方がどんな感じなのかを紹介する意味でも、Movable Type と WordPress の比較を、バトルという形式で書いてみようと思います。

いろんな項目を比較してみて、それぞれについて勝負してみましょう。
一体どっちが勝つのでしょう。Movable Type派の私としては超楽しみです!

勝負1:ページの表示速度

当たり前ですが、ページにアクセスして実際に表示されるまでの時間は短いほうがいいに決まっています。ページの表示速度が0.5秒遅いだけでもアクセスが20%落ちるという信じがたい話もあるほどです。
また、ページの表示スピードが検索結果の順位にも関わるという話も聞きます。それなら、ページの表示速度の早さはユーザビリティーだけの問題ではないわけですね。
今回はこの大事なページ表示速度でVSバーサスしてみようと思います。

Movable Type:あらかじめHTMLを作っておく「静的生成」

Movable Typeの最も大きい特徴というのは、何と言っても「静的生成」です。
Movable Typeでは、ブログ記事を投稿すると、その時点でページの元となるhtmlを生成してしまいます。
ユーザーがURLにアクセス→あらかじめ生成したhtmlを表示、という流れです。したがって、アクセスしてからページが表示されるまで、ほとんどタイムラグがありません。

WordPress:アクセスされてからHTMLを作る「動的生成」

WordPressは、ブログ記事を投稿した時点では、HTMLを作りません。
ユーザーがURLにアクセスして、はじめてHTMLを生成し、それを表示します。
したがって、ユーザーがURLにアクセス→WordPressがデータベースにアクセス→htmlを生成→htmlを表示、という順序が必要になるのです。このため、WordPressで作ったサイトではアクセスしてからページが表示されるまで、わずかなタイムラグがあります。
これでは勝てません。WordPress、なんとかしてこのタイムラグを克服したいところですが……?

そうだ、凶器アレ使おう

おおっと、ここでWordPressが凶器アレを取り出しました!
「キャッシュプラグイン」です!

キャッシュプラグインというのは、一度アクセスされた時に生成したHTMLをサーバーに保管しておくというものです。これを使えば、WordPressはいちいちHTMLを生成しなくてもよくなり、Movable Typeと同じく、ユーザーがURLにアクセス→あらかじめ生成したhtmlを表示、というステップだけでOKになります。これならWordPressでも、静的生成レベルのスピードが出せそうです!

しかしプラグイン使えばいい、とは言っても、それなりの知識が必要になります。
ただブログしたくてレンタルサーバーのマニュアル見てWordPressインストールしてみました、なんとか動きました、という人では、プラグインまで新規導入して、英語混じりの設定画面を開いて……というのは、ちょっと現実的ではないかもしれません。
キャッシュプラグインというより、Movable Typeのように最初からHTMLを生成してしまうプラグインもありますが、これはなおさら設定が難しいです。また、サーバー環境によっては、動作自体がうまくいかないこともあるかもしれません。

せっかくのプラグインですが、やはり最初からHTMLを生成しておくMovable Typeと比べると、表示速度で肩を並べることはあっても、追い抜くことは(論理的に言って)まずないでしょう。

ページの表示速度対決の結果:Movable Typeの勝利

Movable Typeの勝利です!おめでとうございます!
現在の成績は、MovableType1勝、WordPress0勝です。
次回をお楽しみに!

Movable Type:ページをあらかじめ生成する静的生成で超速い。
WordPress:ページをアクセスがあったときに生成する動的生成なので、静的生成と比べると速度はまあまあ。プラグインを使えば静的生成は可能だが、面倒。

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